TOEIC® L&R TEST の勉強中に直面する、皆様からのあらゆる疑問やお悩みを「スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース」の人気講師でTOEIC® L&R TEST 990点満点を持つ関正生先生が解決します!
本日のお悩み
学習計画がうまく立てられないです。試験2カ月前、1カ月前、1週間前など、時期によってどう計画を変化させるとよいですか?
(男性 30代前半 会社員 TOEIC® L&R TEST 600点)
関先生からのアドバイス
単語・文法知識の補充→長文→実戦 演習と、時期ごとに学習の内容を変化させましょう
◆時間を計っての実戦演習は、単語・文法・長文の力を身につけてから
試験本番の時期から逆算して、学習の内容を変化させていきましょう。具体的なTOEIC® L&R TEST 対策の学習プランは、例えば次のとおりです。
●試験本番の2カ月前〜1カ月前までは、単語や文法の知識を補充。基礎的な英語力を身につけるための筋トレのイメージでじっくり取り組みます。
●試験本番1カ月前からは、長文に切り替えます。 具体的にはPart3、4、7の対策を重点的に行います。
●試験本番1週間前からは、時間を計りながらの実戦演習をメインにします。可能であれば、模試形式の問題に多く取り組みましょう。
解答時間を気にしながら学習するのは本番1~2週間前からでかまいません。それまでは時間を意識しないで、正確に解答できることや、英文を確実に理解できること、いわば学習の「質」を重視してほしいと思います。確かな英語力を身につけることがスコアアップにつながります。
◆単語・文法の学習は永遠に終わりがない!期限を設けていったん区切ること
「なかなか自信が持てなくて、単語や文法の学習ばかりを延々とやってしまい、長文や実戦演習になかなか進めない」というお悩みもよく聞きます。特に単語や文法の学習は、やればやるほど学ぶことがあるので、終わりはありません。でも、TOEIC® L&R TEST で毎回満点を取れる人でも、英単語をすべて知っているわけではありませんからね。
ポイントは学習期間をしっかり区切ること。先ほど紹介した例のように試験本番から日数を逆算して学習期間を設定し、習熟度が半端だと感じても、設定期限が来たらすっぱりと次の段階の学習に移ります。
例えば、4月15日に試験を受けるのであれば、3月15日には文法・単語の学習を一区切りさせ、長文対策に取り掛かります。そして試験1週間前には時間を計りながら、本番対策をやるのです。
学習の「量」のノルマを設定するのではなく、学習の「時間」を区切ることで、学習内容を切り替えてみましょう。 もし、単語や文法の不安がどうしても残るなら、それはメインの学習時間中にやるのではなく、プラスアルファの「追加学習」としてやってください。
◆学習の「量」はできるだけ多く。復習も徹底すること
学習の「量」については、可能な限り多くできるとよいでしょう。
例えば、試験本番1週間前から取り組むことを推奨した実戦演習については、模試であれば通しで3回取り組めればよいと思います。
学習計画としては、
●本番1週間前の日曜日に模試1回分を解く
●月曜日に復習
●火曜日にまた別の模試1回分を解く
●水曜日に復習
●木曜日にまた別の模試1回分を解く
●金曜日に復習
といったイメージです。
復習をおろそかにしないことが一番大切です。模試をこなす回数が多いほど力はつきますが、模試を解いたらその都度しっかりと復習をして、確実に知識や解法を身につけてください。