TOEIC® L&R TESTの勉強中に直面する、皆様からのあらゆる疑問やお悩みを「スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース」の人気講師でTOEIC® L&R TEST990点満点を持つ関正生先生が解決します!
本日のお悩み
学習の進度が遅く、次のTOEIC® L&R TEST試験までにすべてのPartの対策が終わりません。数カ月後に試験を受け直したほうがよいのでしょうか。学習の進展度合いと受験のタイミングについて、アドバイスをお願いします。
(男性 40代前半 会社員 TOEIC® L&R TEST 未受験)
関先生からのアドバイス
「あらかじめ受験日を決めて、試験本番までにできるだけ学習する」がベストです
◆学習の進み具合で受験日を決めていると、いつまでも受験できない
まずは、ぜひそのまま受験してみてはいかがでしょうか。締め切りがあったほうが、学習に対するモチベーションも上がりやすいでしょう。
質問者の方のように自分で自由に受験のタイミングを決められる場合は、発想を切り替えてみてください。つまり、「学習の進み具合に合わせて受験のタイミングを決める」のではなく、「先に申し込んで受験日を決め、その受験日までにできるだけ多く学習する」という考え方です。
英語学習に終わりはないので、「ここまで完璧に学習できたら受験しよう」と考えていると、いつまでたっても受験できません。ですから、学習が区切りよく終わらなくても、可能であればとにかく受験してみてください。受験日までに完璧な英語力を身につけることを目標にするのではなく、何度も繰り返し受験しながら英語力を徐々に上げていけばいいのです。
◆受験回数はできるだけ増やそう
受験回数については、できるだけ多く受けることをおすすめします。会社から受験日を決められているケースでなければ、「一発勝負」はしないこと。1回の受験で目標スコアを達成するのは、僕のような英語のプロでも困難です。目標スコアは3回以上受験しないと出ないと思ったほうがいいでしょう。
継続的に受験にチャレンジするための方法として、1年間の受験回数分の受験料をあらかじめ「年間のTOEIC® L&R TEST予算」として確保しておくのもおすすめです。例えば、TOEIC® L&R TESTの受験料は1回約6,000円。首都圏では1年間に10回の試験が開催されるため、その10回分の受験料として6万円を先にとっておくわけです。そうすれば、「今年は学習の進み具合に関わらず、必ず10回試験を受けるんだ。その10回のうちで少しずつ目標スコアに近づいていくんだ」という心づもりができます。それに、試験が近づくたびにお財布と相談するより、受験への心理的なハードルも下がりますよね。
「せっかく6,000円払って受験しても、十分な準備ができていなければ思うようなスコアが出ないはずだからもったいない」と躊躇するかもしれませんが、逆にお金がもったいないと思うからこそ、本気で学習に取り組むこともできるはずです。