関先生にお悩み相談 【30】前置詞をすっきり理解できる方法を教えてください!

TOEIC® L&R TESTの勉強中に直面する、皆様からのあらゆる疑問やお悩みを「スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース」の人気講師でTOEIC® L&R TEST990点満点を持つ関正生先生が解決します!

本日のお悩み
前置詞の使い方がすっきりしません。前置詞についてわかりやすく理解する方法があれば教えてください。
(男性 40代前半 会社員 TOEIC® L&R TEST 400点)

関先生からのアドバイス
前置詞は核となる意味を押さえましょう!理解するには時間がかかるという覚悟も必要です

◆すべての意味を丸暗記しないこと
「スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース」の講義でも話していますが、前置詞は核を押さえることが大切です。元となるひとつの意味があって、すべての意味はそこから派生しているので、その元となる意味を押さえましょう。もし、前置詞を辞書で引いたときに、意味が10個出てきたとしても、その10個を丸暗記しないことです。

例を挙げると、byの核となる意味は「そば」。
この意味を押さえると、例えばstand by=「傍観する」は、「『そば』に『立つ』だから『傍観する』なんだ」というように、腑に落ちて理解できます。ですが、中学校では、by=「~によって」という、いわば枝葉の意味(本来核となる意味の「~の近く」→「~の近くを経由して」→「~によって」となる)から入ってしまっているため、わかりづらくなっているところがあります。
僕の講義では、そのように遠回りして覚えてしまっている前置詞についても、核から丁寧に解説していますので、しっかり動画を見て学習してください。

◆前置詞は腰を据えて取り組む必要がある
ちなみに、「前置詞の使い方がすっきりしない」ということですが、僕に言わせれば前置詞は一生すっきりしないと思います。「前置詞の核を押さえる」と言いましたが、その「核」を一言で言い表すことはできません。まして、独学で理解しようとするのは不可能です。ですから、僕の講義を視聴したり、市販の参考書を買ったりして、腰を据えて学習するのが効率的です。

英語教育の世界では「前置詞3年、冠詞8年」と言われるくらい、前置詞を理解するには時間がかかります。その分、腹をくくって取り組むべきです。「TOEIC® L&R TEST対策ではそんなに細かいことまで学習しなくてもいい」と言う人もいますが、絶対にそんなことはありません。市販の本をどんなに深掘りしてもオーバーワークにはなりませんから、地道に学習を続けましょう。

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