【本日のテーマ】「朝イチで!」
「朝イチでやります」「朝イチで確認します」など、ビジネスシーンでもよく使う「朝イチ」は英語でどのように表現するのでしょうか。さっそく、ポイントをおさらいしてみましょう。
◆日本人が間違えやすいポイント
翌日から出張に行く日本人は、同僚の外国人にある作業をお願いしました。明日の朝一番にやってもらえる?と言いたかったのですが「朝イチで」の英語表現がわからず、言葉に詰まってしまいます。
「朝イチで、朝一番に」は、英語で first thing in the morning と表現します。first には「一番早い、最初の」という意味があるので、「朝、何よりも最初に取りかかること」という意味がイメージしやすいのではないでしょうか。
as soon as you come in tomorrow morning(明日の朝来たらすぐに)
before doing anything else tomorrow morning(明日の朝何よりも先に)
と同じ意味合いですが、
first thing in the morning のほうがシンプルに言い表すことができます。
会話例で使い方を確認しましょう。
<会話例1>
A: Could you copy all these documents when you have time?
時間があるときにこの書類を全部コピーしてもらえますか?
B: I’ll do that first thing in the morning.
朝イチでやります。
<会話例2>
C: Don’t forget to check your email first thing tomorrow morning.
明日朝一番にメールを確認するのを忘れないで。
B: Okay. I’ll let you know if we got an answer from ABC.
わかりました。ABC社から返事がきたらお知らせします。
◆さらに応用TIPS!
ちなみに「午後イチで、午後一番に」は、morning を afternoon に置き換え、first thing in the afternoon となります。
例文を確認しましょう。
Can we have a meeting first thing in the afternoon?
午後イチで打ち合わせできますか?
I’ll finish this report first thing in the afternoon.
午後イチでこの報告書を終わらせます。
ほかにも、「すぐに(right away)」「できるだけ早く(as soon as possible)」「すぐにやる(get right on)」などといった、期限を伝えるフレーズはビジネスシーンでも非常によく使われます。
I’ll call the client right away.(すぐにクライアントに電話します)
I’ll work on this as soon as possible.(できるだけ早くこれに取りかかります)
I’ll get right on it.(すぐに取りかかります)
のように、作業に取りかかるタイミングを相手に伝える言い回しも合わせて覚えておきましょう。
◆知っておきたい英語表現
外国人のセリフに登場した Sure. は、何かを依頼された際に快く引き受ける返答です。日本語では「承知しました」「了解です」「わかったよ」など、相手に合わせて返事の表現を変えますが、英語ではあまり明確な使い分けはなく、Sure. は同僚に対してもクライアントに対しても使うことが可能です。
依頼を快諾するときの代表的な表現には、
Of course.(もちろんです)
No problem.(問題ありません)
などがあります。
いずれもビジネスシーンで使っても問題ありません。
より丁寧な言い方として、
Yes, certainly.(はい、かしこまりました)
I’d be happy to. (喜んでいたします)
なども合わせて覚えておきましょう。
漫画イラスト: トーマス・オン・デマンド