【本日のテーマ】「声が聞こえません」
今回は、間違った英語表現で相手を困惑させてしまった事例です。さっそくポイントをおさらいしてみましょう。
◆日本人が間違えやすいポイント
日本人と外国人はオンラインでビデオ会議をしています。相手の音声が聞こえづらいと感じた日本人は、「あなたの声が聞こえません」と伝えるつもりで You’re losing your voice. と言いました。
でも、実は lose one’s voiceは「(風邪で)声が出なくなる、声が枯れる」という意味。外国人には「(風邪を引いて)あなたの声が枯れている、あなたの声が出ていない」という意味で伝わってしまったのです。
◆正しい表現はコレ!
「あなたの声が聞こえません」と伝えるフレーズは、I can’t hear you. や I can’t hear your voice. です。どちらも、ビデオ会議や電話で相手の声が聞こえないときに使います。
I’m sorry, but I can’t hear you. 「申し訳ありませんが、あなたの声が聞こえません」のように、前にワンクッション置くフレーズを入れたり、
I can’t hear your voice. Could you speak a little louder? 「あなたの声が聞こえません。もう少し大きな声で話していただけますか?」のように、具体的にどうしてほしいか伝えるフレーズを付け足して使うことも可能です。
また、自分の音声が相手に届いているかを確認する場合は、Can you hear me?「私の声が聞こえますか?」もしくは Is this volume okay?「この音量で大丈夫ですか?」とたずねましょう。
◆さらに応用TIPS!
オンラインのビデオ会議で使えるさまざまな表現をご紹介します。
・Your sound is cutting out.
音声が途切れています。
・Is your mic on mute?
マイクがミュートの状態ですか?
・Can you adjust your mic volume?
マイク音量を調整できますか?
・How is your Internet connection?
インターネットの接続はどうですか?
・Can you share your screen? I can’t see the document.
画面を共有できますか? 文書が見えません。
・Could you look at these slides for me? I’ll share my screen now.
こちらのスライドを見ていただけますか? 今画面を共有します。
漫画イラスト: トーマス・オン・デマンド