解けないとヤバい!? TOEIC® TEST問題【17】 みんなの正答率90%「文構造から動詞のカタチを絞り込む」

ここではスタディサプリEnglishの教材から、みなさんの正答率90%以上*のTOEIC® L&R TEST問題をピックアップしてご紹介します。
*スタディサプリTOEIC® L&R TESTコースを利用している会員のみなさんの過去の正答率ログより

今回の出題は、正答率90%!「文構造から動詞のカタチを絞り込む」

All the employees are involved in the project, which they  ——-  to be critical for the growth of the company.

(A) believe
(B) believes
(C) believable
(D) believing

TOEIC® L&R TEST対策コース「実戦問題集Vol.6」Part5 演習問題 Q115より

解答 (A) believe 

和訳:
全従業員がそのプロジェクトにかかわっていますが、彼らはそのことが会社の成長にとって重要なことだと思っています。
解説:
選択肢はすべて動詞believe「~を信じる」の変化したカタチ。空所前のwhichは、コンマ前までの「全従業員がそのプロジェクトに関わっている」という内容全体を受けており、空所の目的語になっている。空所の主語は三人称・複数形のtheyなので、動詞の原形である(A)が適切。believe A to be B で「AがBであると思う」という意味。be involved in ~「~に関わっている」、critical「大事な」、growth「成長」。
(B)動詞の三人称・単数・現在進行形、(C)形容詞「信じられる」、(D)動詞のing形

関先生にお悩み相談 【48】辞書は買ったほうがよいですか?効果的な使い方を教えてください!

TOEIC® L&R TESTの勉強中に直面する、皆様からのあらゆる疑問やお悩みを「スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース」の人気講師でTOEIC® L&R TEST990点満点を持つ関正生先生が解決します!

本日のお悩み
TOEIC® L&R TEST学習におすすめの辞書を教えてください。インターネットの辞書、書籍の辞書、電子辞書などがありますが、どれが一番よいでしょうか?
(男性 10代 学生 TOEIC® L&R TEST450点)

関先生からのアドバイス
大学受験レベルに対応した電子辞書がおすすめです。英和辞典の例文を活用しましょう

◆無料のインターネット辞書に頼りすぎず買ったほうがよい
TOEIC® L&R TEST学習でも、学生の学習向けに作られた辞書が有用です。質問者の方は学生ということですので、ぜひ大学受験で使っていた辞書を引き続き使ってください。紙の辞書か電子辞書かは好みですが、楽に使えるのは電子辞書だと思います。電子辞書は多くの機種で英単語やフレーズの音声を確認できるところも便利です。

無料で使えるインターネットの辞書は、わからない単語・フレーズの意味を簡単に調べる程度なら活用できるでしょう。ただし、しっかり英語を学習するなら、質の高い例文が載っている辞書を買うべきです。「質の高い例文」とは、汎用性の高い例文のこと。市販の辞書は一定のコストをかけて作っている分、どれも例文のクオリティはある程度確保されています。

◆辞書を活用するタイミング
皆さんは、英語学習のときにどのように辞書を活用していますか?
知らない単語が出てくるたびに辞書を引くのは大変ですよね。問題集の解答・解説を見れば、その問題を解くために必要な英単語の意味は書いてありますから、辞書を使う必要はないと思う人もいるでしょう。

僕の考える、辞書を引いたほうがよいタイミングは2つです

1つ目は、その言葉を調べたら快適になるとき。学習中に何度も出てくる単語・フレーズがあり、そこでいつもつまずいてしまう場合は、一度辞書を引いて、きちんと意味を把握しましょう。単語帳を見たり問題集の解説を読んだりするだけではなかなかその言葉の意味を覚えられないときも、辞書の例文を5分ほどじっくり読み込むと記憶に残りやすくなります。

2つ目は、その単語の使われ方をもっと知りたいときです。例えば「この動詞は意味はわかるけれど、どの前置詞と一緒に使うんだろう」といったときに、辞書の例文が役立ちます。

◆英英辞典は無理に使わなくてOK
基本的に英語学習に必要となるのは英和辞典で、英英辞典は一般の学習者の方にはあまりおすすめしません。使うのは僕のような英語講師・教師、あるいは「英英辞典を引くことが楽しい」と思える人たちです。

僕は英和辞典に書かれている単語の訳がどうも腑に落ちないときなどに、電子辞書のジャンプ機能を使っています。英英辞典を見ると、すっきりすることが多いです。

具体例を挙げると、「luggage」(旅行用のかばん類、手荷物)は英和辞典で不可算名詞と書いてあります。「かばんや荷物は物理的に数えられるのになぜだろう」としっくり来ないとき、これを英英辞典で調べると「suitcases」と書いてあるんです。つまり「luggageはもともとsuitcasesという複数のものを指す言葉だから、複数形のsをつけるのはおかしい」ということがわかるのです。

ただ、自分でこうした発見ができる学習者はほとんどいません。英語教師の中には英英辞典を推奨する人もいますが、実際には使うことを苦痛に思う学習者が多いと思います。スタディサプリENGLISHの講義では、英英辞典からわかる内容も盛り込みながら単語・フレーズを解説していますので、無理に英英辞典を使わなくても大丈夫です。

ゴロで覚えるTOEIC® TEST頻出単語 『proceed』

proceed

【ゴロ】プロ指導(プロシード)進む練習
【意味】【動】進む、続行する、進行する、手続きを取る
【発音】[prəsíːd]
【例文】
Your proposal was approved, so you can proceed with the work.
あなたの提案が承認されたので、その仕事を進められます。

TOEIC® L&R TEST対策ポイント
proceedはPart 1以外でよく出てきます。TOEIC® L&R TESTスコア600点以上を目指すには、ぜひ覚えておきたい動詞です。

「計画的に物事を進める」というニュアンスがあるため、ビジネスシーンでは日常的によく使われます。proceedは自動詞で、直後に名詞を置くことができません。proceed with a plan「計画を進める」や proceed with a meeting「会議を続ける」などの形で用いられます。

proceedの複数形であるproceedsは「収益、売上高」という意味になり、TOEIC® L&R TESTのPart 7の本文などでも登場します。net proceeds「純利益」や、the proceeds of a business「営業収益」というフレーズも、ぜひ覚えておきましょう。

また、名詞のprocedure「手続き、手順」も頻出語で、the procedures for installing the equipment「装置の設置手順」など、複数形のproceduresの形でよく出題されます。

イラスト:堀道広

【漫画で学ぶ】日本人が間違いやすい英会話 第6話 「すみません」

【本日のテーマ】「すみません

日本語の「すみません」は、「失礼します」という意味と「ごめんなさい」と謝罪する意味の両方で使われています。ただし、日本語と同じ感覚でExcuse me.を使ってしまうと、状況によっては誤解されることもあるので、注意が必要です。
ではさっそく、ポイントをおさらいしましょう
日本人が間違えやすいポイント
Excuse me. I have to go to the airport. という英文を、日本人は「ごめんなさい。もう空港に行かなければなりません」と謝罪の意味で受け取ります。しかし、英語本来のニュアンスとしては「お先に失礼します。もう空港に行かなければなりません」という中座の挨拶になります。
一般的にExcuse me.と言ってその場を立ち去れば、「失礼します」の意味で取られることになります。 そのため、Excuse me, I’ll be back in a few minutes.という英文は「失礼しますが、数分で戻ります」という意味になるのです。謝罪の言葉としてexcuse meを使う場合は、後にきちんとした謝罪の言葉を続けるといいでしょう。
Oh, excuse me. I’m very sorry.と表現すれば、「ああ、すみません。本当に申し訳ありません」と謝罪の言葉として伝わります。
◆ここで小ワザTIPS!
ここで1つ、誰でもすぐに使える「英語の裏技」を紹介しましょう!
それは、ちょっとした時に”Oh(オー)”を入れること。
「え、それだけ?」と思うかもしれませんが、効果は絶大です。
人にぶつかった時、ただExcuse me.と言うだけでは「すみません」と冷たく聞こえますが、Oh, excuse me.と言うだけで「ああ、すみません」と心がこもった謝罪に聞こえます。
英語で何か言われてどう返事をすればいいかわからない時も、”Oh”と返事をしておけば日本語の「へえ」「ほう」「まあ」と同じように、相づちを打っているように聞こえます。ぜひ使ってみてください!
◆さらに応用TIPS!
”Oh”を付け加えることでフレーズのニュアンスが変わるように、ちょっとした相づちフレーズをはさむことで会話のテンポがよくなります。簡単に使える相づちフレーズをいくつかご紹介しましょう。
・納得の相づち
Uh-huh. / I see. / Got it.
なるほどね・同意を示す相づち
I know. / I agree.
そうですねExactly.
そのとおり・興味を示す相づち
Really? / Yeah?
そうなの?

Sounds fun!
それはいいね!

・驚きの相づち
Wow!
すごい!

No way!
まさか!

どれも短いフレーズですが、使うだけでこなれた会話に聞こえます。言葉につまったときにも役立ちますので、ぜひ覚えておきましょう!

漫画イラスト: トーマス・オン・デマンド

関先生にお悩み相談 【47】効果的な音読の学習法を教えてください。どんな文章を使って、何回取り組めばいいですか?

TOEIC® L&R TESTの勉強中に直面する、皆様からのあらゆる疑問やお悩みを「スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース」の人気講師でTOEIC® L&R TEST990点満点を持つ関正生先生が解決します!

本日のお悩み
リスニングの力を伸ばしたいです。英文を音読するときは、どのような文章を選べばいいでしょうか? 同じ英文は何回程度音読するのがよいですか? 私は同じ文章を毎日30分70日以上音読し続けていますが、十分でしょうか?
(男性 40代前半 会社員 TOEIC® L&R TEST未受験)

関先生からのアドバイス
読んだり聞いたりしたすべての英文を、50回まで音読しましょう

◆英文は音読しないと学習効果を得られない
まず、音読する英文ですが、読んだり聞いたりした英文はすべて音読するべきです。音読しなければ、その英文から何かを学習したことにはならないといってもいいでしょう。

僕の話でいうと、高校のときに受験勉強で英文を音読していたことは、リスニング力アップにつながったのではないかと思います。ですが、音読する英文のジャンルはそれほど気にする必要はありません。TOEIC® L&R TESTの問題集だけでなく、英語の新聞でもいいですし、もし好きであれば、英語の小説や英語のファッション雑誌、英語の音楽雑誌などを音読してもOKです。また「いろいろなジャンルをまんべんなく音読しなければいけない」ということもなく、ジャンルは多少偏っていても問題ありません

◆音読は50回を超えてやると効果が薄くなる
音読の回数については、1つの英文につき50回で十分です。質問者の方は、同じ英文の音読を毎日30分70日以上続けているということですが、かなり回数を重ねているので、新しい英文に移ったほうがよいでしょう。

同じ英文を、50回を超えて音読しても、その英文から得られる学習効果はどんどん少なくなっていきます。音読の回数だけでなく、音読する英文の数も増やすことを意識してみてください

ゴロで覚えるTOEIC® TEST頻出単語 『effort』

effort

【ゴロ】エッホ、エッホ(エフォート)努力する
【意味】【名】努力
【発音】[éfəʳt]
【例文】
In an effort to reduce expenses, we decided to use recycled paper.
経費節減をしようとして、我々は再生紙を使うことに決めた。

TOEIC® L&R TEST対策ポイント
effortはPart 3・4・5でよく出てきます。TOEIC® L&R TESTスコア600点以上を目指すには、ぜひ覚えておきたい単語です。

effortは単なる「努力」というよりは、目的や任務を達成するための、苦労や決断を伴う努力・頑張りを表します。
TOEIC® L&R TESTでは、make an effort to do「〜するために努力する」の句動詞の形で用いられることが多いです。あわせて、make every effort to do「〜するためにあらゆる努力をする」、in an effort to do「〜しようと努力して」などのフレーズも押さえておきましょう。

ちなみに、類語のendeavorは名詞と動詞の両方の品詞で使われます。しかし、動詞の場合 make an effortよりもフォーマルな言い回しになり、「より長期にわたる献身的な努力」を表します。effortとendeavorのニュアンスの違いも知っておくとよいでしょう。

イラスト:堀道広

解けないとヤバい!? TOEIC® TEST問題【16】 みんなの正答率95%「空所前後から代名詞の格を見極める」

ここではスタディサプリEnglishの教材から、みなさんの正答率90%以上*のTOEIC® L&R TEST問題をピックアップしてご紹介します。
*スタディサプリTOEIC® L&R TESTコースを利用している会員のみなさんの過去の正答率ログより

今回の出題は、正答率95%!「空所前後から代名詞の格を見極める」

The development team’s effort contributed greatly to the profit of  ——- software company.

(A) they
(B) their
(C) them
(D) themselves

TOEIC® L&R TEST対策コース「実戦問題集Vol.8」Part5 演習問題 Q104より

解答 (B) their 

和訳:
開発チームの努力は、彼らのソフトウェア会社の収益に大きく貢献しました。
解説:
適切な代名詞の格を選ぶ。空所の前に前置詞ofがあり、直後にsoftware companyという名詞句が続いていることから、名詞句を修飾することのできる所有格の(B)their「彼らの」が正解。
development「開発」、effort「努力」、contribute to~「~に貢献する」、profit「収益」。
(A)主格「彼らが」、(B)目的格「彼らを」、(C)再帰代名詞「彼ら自身を」

解けたらスゴイ!? TOEIC® TEST問題【11】 みんなの正答率43%「定型表現の知識を活かし、かつ文意から適切な名詞を特定する」

ここではスタディサプリEnglishの教材から、みなさんの正答率50%以下*のTOEIC® L&R TEST問題をピックアップしてご紹介します。
*スタディサプリTOEIC® L&R TEST対策コースを利用している会員のみなさんの過去の正答率ログより

今回の出題は、正答率43%!「定型表現の知識を活かし、かつ文意から適切な名詞を特定する」

Mr. Ono was asked to resubmit his report because it contained only a  ——— of the required information.

(A) variety
(B) number
(C) fraction
(D) member

TOEIC® L&R TEST対策コース「実戦問題集Vol.8」Part5 演習問題 Q125 より

 

解答 (C) fraction 

和訳:
Ono さんは、彼の報告書が必要な情報のほんの一部しか含んでいなかったので、それを再提出するよう求められました。
解説:
選択肢はすべて名詞の語彙問題。文意に合うのはa fraction of~「~のほんの一部」という意味になる(C) fraction。

resubmit「~を再提出する」、contain「~を含む」、required「~必要な、必要の」、information「情報」
(A) 「多様さ」、(B) 「数」、(D) 「一員」

 

ゴロで覚えるTOEIC® TEST頻出単語 『appear』

appear

【ゴロ】あ、ピア(アピア)スをつけてる!と思われる
【意味】【動】~のように思われる
【発音】[əpíɚ]
【例文】
Even though the restaurant just opened, it appears that it has gained quite a lot of attention.
そのレストランは開店したばかりにもかかわらず、かなりの注目を集めているようです。

TOEIC® L&R TEST対策ポイント
appearはPart 5・6でよく出てきます。TOEIC® L&R TESTスコア600点の取得を目標とする際には知っておくべき単語です。

appearには「現れる」といった意味のほか、「~のように思われる(見える)」といった意味があります。TOEIC® L&R TESTでは、これら両方の意味で出てくるので、チェックしておきましょう。

また、appear以外にも、seem「~と思われる」やlook「~のように見える」なども似たような意味があります。とくにseemとは混同されがちですが、appearはseem よりも視覚的な印象について述べるときに使われます。外側から見てどのように思われるか、というニュアンスが加わります。

イラスト:てぶくろ星人

関先生にお悩み相談 【46】シャドーイングの効果的なやり方を教えてください!意味を考えながらやったほうがいいですか?

TOEIC® L&R TESTの勉強中に直面する、皆様からのあらゆる疑問やお悩みを「スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース」の人気講師でTOEIC® L&R TEST 990点満点を持つ関正生先生が解決します!

本日のお悩み
シャドーイングについて質問です。英文を追いかけてボソボソ音読するスピードに、頭の中で英文の内容を理解するスピードが追いつきません。意味の理解は置いておいて音読することに集中すべきなのか、音読しながらでも意味を理解できるように訓練すべきなのか知りたいです。
(男性 30代後半 会社員 TOEIC® L&R TEST 710点)

関先生からのアドバイス
「音だけシャドーイング→意味も考えながらシャドーイング」と段階的に取り組みましょう

◆音だけで20回、意味を考えながら30回シャドーイング
シャドーイングは次のように、段階的に取り組みましょう。

まずは、音だけを意識してシャドーイングします。このとき、英文の意味は考えなくてもかまいません。ただ、音だけのシャドーイングでもかなり難しいはずです。完璧にできるようになるまでに、20回くらいはかかると思います。

音だけのシャドーイングが完璧にできるようになったら、今度は意味も考えながらできるようにしていきます。この段階でも、できるようになるまで何度も繰り返しましょう。

僕は大学生の頃、同じ英文を50回シャドーイングしていたので、音だけのシャドーイングが20回だと考えると、意味を考えながらのシャドーイングは30回くらいでしょうか。同じ英文のシャドーイングは10回もやらないという人も多いかと思いますが、シャドーイングはすぐにはできるようになりません。きちんと音で追いかけられ、意味も理解しながらシャドーイングできるようになるまで、何度も繰り返すことが大切です。

◆シャドーイングのスピードは遅くしてもOK
ちなみに、シャドーイングのスピードは、ナチュラルスピードでなくてもOKです。遅めのスピードで取り組んでも問題ありません。

ナチュラルスピードでのシャドーイングはかなりの負荷がかかります。僕のような英語のプロでも、2~3回では難しいくらいです。母国語の日本語だったとしても、早口のお笑い番組を完璧にシャドーイングしようと思ったら、相当な時間と回数が必要になりますよね。

スタディサプリENGLISHでもシャドーイングのスピードを調節できますし、今ではボイスレコーダーやスマートフォンのアプリでも再生速度を変えられます。ゆっくりでも完璧にできるようになることを目指して、シャドーイングを繰り返してください。