TOEIC® L&R TESTのスコアアップに成功したユーザーの方に、実践している勉強方法や1週間のスケジュールを教えてもらいました。仕事と勉強を両立するための工夫や、スコアアップにつながる勉強方法など、マネしたくなるポイントがあるはずです。ぜひ参考にしてみてください。
<実例4>
単語と文法の反復学習で確かな英語力を身に付け、1カ月で555点→705点のスコアアップを達成!
(T.G.さん 会社員 32歳 男性)
◆勉強時間の作り方
平日は外回り営業の空き時間を中心にアプリ学習。長文のリスニングは休日のまとまった時間を使って
会社の海外勤務の条件がTOEIC® L&R TEST820点なので、キャリアアップを目指してTOEIC® L&R TEST学習を始めました。1カ月間TOEIC® L&R TESTの学習に打ち込んだときは、かなりの徹底学習。平日のスキマ時間はもちろん、休日のまとまった時間も活用して、集中的にTOEIC® L&R TEST学習に取り組んだことが、短期間でのスコアアップにつながったのだと思います。
平日は、「TEPPAN英単語」や「パーフェクト講義英文法編」に取り組んで、とにかく単語と文法の基礎力の強化を心がけました。学習するタイミングは、主に外回り営業の合間。車で早めに得意先に着いたときには、15~20分くらい講義動画を見たり、演習問題を解いたりしました。
また、昼休みにも40分前後、「TEPPAN英単語」や「パーフェクト講義英文法編」を学習するのを習慣にしました。車での通勤中は学習できませんでしたが、21~22時頃に帰宅してからは、寝るまでの間にアプリで単語や文法を学習していました。早く帰れたときは2時間、遅く帰ったときでも1時間は確保。ここで集中して学習したことが、実力につながったと思います。
1カ月間集中的に学習していたときは、休日も余暇をできるだけ削ってTOEIC® L&R TESTの学習を最優先にしました。普段は仕事の都合で別居をしているため、週末にしか妻には会えないのですが、事前に話して理解を得られたのはよかったと思います。
土曜日は、午前中に英会話の個人レッスンを受けた後、妻に会うため自宅のある群馬から東京に移動します。電車で2時間くらいかかりますが、その間もアプリで学習。学習内容は平日と同様です。
東京に着いてから、午後はカフェで2~3時間、主にリスニングのPart3、4対策をしました。平日の短いスキマ時間や、仕事から帰って疲れているときの学習時間ではなかなか長文のリスニングに取り組めないので、休日に集中して学習しました。また、平日の学習内容の復習もこのタイミングでやりました。妻と一緒に夕食を取った後にも、単語・文法の復習やリスニングの学習にしっかり2時間ほど使っていました。
1日のうちでいろいろ場所を変えながら学習するのは、気分転換になるのでおすすめです。また、妻とはせっかく週に一度だけしか会えないので、週末の食事は必ず二人で取るなど、夫婦の時間を大切にしています。
日曜日は、図書館で学習していることが多かったです。妻と一緒に昼食を取るとき以外は、午前も午後もTOEIC® L&R TESTの学習時間にあてていました。学習内容は、単語、文法、リスニングでした。
16時頃には東京を出て群馬へ。2時間の移動時間で単語や文法を学習しました。群馬の自宅に帰ってからも2時間程度、文法やリスニングに取り組みました。
<T.G.さんの週間スケジュール>
◆スコアアップにつながる勉強方法
リーディングのスピードアップのカギ!単語と文法をとにかく反復学習。
TOEIC® L&R TESTのスコアアップのためには、とにかく単語と文法の基礎が大切です。反復学習して、確実に基礎力を身につけるようにしました。実際、TOEIC® L&R TEST学習を始めてから最初の2週間は、単語と文法しか学習していません。
単語は、「TEPPAN英単語」を1日100~200語ずつやりながら、市販の単語帳も活用。最初は覚えるのに時間がかかりましたが、最終的には全部覚えてしまい、約1,000語の単語帳を毎日1周できるまでになりました。
文法は、休日の復習がポイントになったと思います。演習問題だけでなく、講義動画もすべて見直して、文法知識や解法のコツをしっかり身につけました。
単語と文法の力がついたことで、特にリーディングの力が伸びたことを実感しています。TOEIC® L&R TESTのテスト結果にある「文法が理解できる」の項目は、ほぼ100%まで上がりました。
リーディングはどうしても時間が足りなくなりがちですが、文法の力がついたことで、まずPart2にかける時間が減少。さらに、語彙力がついたことで、長文を読むスピードがアップし、全体として解ける問題数が増えました。最初は、リーディングは175問くらいまでしか解けなかったのですが、スピードアップ後は190問くらいまで解けるようになりました。
リーディングのスピードアップのために、速読などのテクニックが紹介されることも多いですが、単語と文法の基礎力をつけるだけでも、スピードアップできることは強調したいです。
◆スタディサプリENGLISHの使い方
講義動画×ディクテーションでリスニングの精度をアップ!
スタディサプリENGLISHの講義動画とディクテーションは、うまく組み合わせて活用することで、リスニングの精度を上げることができました。
関先生の講義動画は繰り返し学習しました。特に、講義解説で取り上げられる「TOEIC® L&R TEST受験者によくある困りごと」にはとても共感しました。
例えば、多くの市販の問題集には、「Part2は出だしに注意。出だしの5W1Hを聞いて、解答を判断しよう」と書いてありますが、「その出だしが聞き取れないからみんな苦労するんですよね」と関先生が率直に話していたのが印象に残っています。
さらに、その「よくある困りごと」が起こってしまう原因と、解決のための対策を教えてもらえたのがよかったです。
Part2の出だしの聞き取りづらさについては、「5W1Hが動詞とくっついているのが、聞き取りづらくなる原因。動詞がどのようにつながって聞こえるかがポイント」という具体的な解説がありました。例えば、 「When are you leaving ?」という英文の出だしは、「ホェン アーユー」ではなく「ウェナユー」のように聞こえるといった具合です。
市販の多くの解説や問題集には「聞き取ろう」とは書いてありますが、なぜ聞き取れないか、聞き取るためにはどうしたらいいか、については書いてありません。関先生の動画は、具体的なアプローチ方法や理解が深まる解説がわかりやすいので、とても信頼しています。
講義動画を見た後にディクテーションに取り組むと、「関先生が講義で言っていた聞き取りづらい個所はこのことだな」と実感しながら、細かく聞き取れるようになります。
例えば、willは「ウィ」、ourは「ア」くらいしか言わないし、whenは「ホエン」とは言わないといったことは、関先生の動画とディクテーションの組み合わせで、納得しながら聞き取れるようになった部分です。
ディクテーションは、CDをセットして、紙とペンを用意してディクテーションするやり方だったら、取り組むことはなかったかもしれません。スマートフォンのアプリだからこそ、気軽にストレスなくできていると思います。
スコアアップにつながる学習のポイント
平日のスキマ時間を活用しながら、休日にはまとまった時間を確保して、学習に打ち込んでいたT.G.さん。何度も復習することで、確実に単語と文法の基礎力をつけたことが、スコアアップにつながっているのが印象的でした。講義動画とディクテーションを紐づけて学習している点は、リスニング対策としてぜひマネしたいポイントです。
T.G.さんは、学習のモチベーションを維持するために、短期的な目標と長期的な目標を両方意識しているそうです。今後は、年内に820点を達成し、長期的には900点を獲得して、来年の9月には海外勤務できることを目標にしているそうですよ。
(スタディサプリEnglish Cafe編集部)