TOEIC® L&R TESTの勉強中に直面する、皆様からのあらゆる疑問やお悩みを「スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース」の人気講師でTOEIC® L&R TEST990点満点を持つ関正生先生が解決します!
本日のお悩み
Part3、4で問題内容を先読みしようとしてもうまくいきません。先読みしても、本文を聞いていると設問を忘れてしまいます。何かコツはありますか?
(男性 40代前半 会社員 TOEIC® L&R TEST470点)
関先生からのアドバイス
先読みする設問を2問に減らしてみましょう。選択肢は先読みしないように
◆2問目と3問目だけ覚えればOK。要点を頭の中で復唱すると覚えやすい
先読みした設問をなかなか覚えられない場合は、覚える設問を2つに減らしてみましょう。具体的には、2問目と3問目。1問目は「何について話していますか?」など、本文全体の概要について尋ねる漠然とした質問が多く、先読みしてもあまり意味がないためです。
また、設問を2つまたは3つ読んだあと、もう一度それぞれの設問の要点だけを頭の中で復唱するのも効果的です。「場所」「水曜日」「このあと」といった具合に、聞くべきポイントを一言で整理しておけば覚えやすいですよ。
◆選択肢を先読みして嘘をインプットしないように
ちなみに、先読みでは選択肢は絶対見ないこと。4つの選択肢のうち、3つの内容は嘘です。本文を聞く前に嘘の情報をインプットしないようにしましょう。それに、本文1つにつき合計12もの英文を一気に読んだら、プロだって設問の内容を忘れてしまいます。
さらに、先読みした設問を忘れてしまうのは読解力が足りていないことも原因です。長文のリーディングのためだけでなく、リスニングで効果的に先読みするためにも、スピーディに正しく英文の意味を捉えられる力が必要です。
世間では「先読みをしましょう」とよくいわれるものの、具体的にどう先読みをするべきかはほとんど解説されていません。やみくもに設問を見るのではなく、きちんとリスニングに効果があるような先読みを心がけてください。