TOEIC® L&R TEST の勉強中に直面する、皆様からのあらゆる疑問やお悩みを「スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース」の人気講師でTOEIC® L&R TEST 990点満点を持つ関正生先生が解決します!
本日のお悩み
英文読解と英文和訳のときに必要なポイントを教えてください。よく「前置詞や接続詞を区切りに考えるのがよい」と言われますが、それで問題ないのでしょうか。知らない単語があっても英文の意味を捉えられるようになりたいです。
(男性 20代前半 会社員 TOEIC® L&R TEST 310点)
関先生からのアドバイス
文法知識を身につければ文章の区切りがわかるようになります。語彙も増やしていきましょう
◆区切るポイントがわかるということは、文法が理解できているということ
確かに、英文を区切って理解する際には、前置詞や接続詞に注目します。ただ、それは文法事項として、前置詞や接続詞が重要になるからです。世間では「スラッシュリーディング」のように、「とにかく前置詞や接続詞が出たら機械的に区切る」という方法も紹介されているようですが、僕はおすすめしません。手法を身につけるのではなく、文法そのものを学習することに重点を置くべきです。
質問者の方のスコアを見ると、まだ文法の基礎も身についていない状態かと思われますので、まずは文法の学習に力を入れてください。文法が理解できれば、必然的に英文を区切るポイントがわかってきます。
◆単語の類推は「1語だけわからない」ときなどは可能
また、「知らない単語があるときにも英文の意味を捉えられるようになる方法」についてですが、単語の類推そのものは、英文を読むうえで不可欠です。スタディサプリENGLISHの講義でも、「文脈から単語の意味を類推する」ということについては頻繁に解説しています。
ですが、これはあくまで、「1文の中で1語だけがわからない」程度のときの話です。質問者の方は、おそらく単語学習がまだまだ不足していると見受けられますので、「1文で1語だけがわからない」くらいの状態になるまでは、しっかり単語を学習しましょう。読解の中で単語の意味を類推するのは、基礎的な語彙力が身についたあとです。