TOEIC® L&R TESTの勉強中に直面する、皆様からのあらゆる疑問やお悩みを「スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース」の人気講師でTOEIC® L&R TEST990点満点を持つ関正生先生が解決します!
新年は色々とモチベーションも上がりますよね。ぜひその「テンションの高さ」を利用して、ここで一気に「勉強の貯金」を作ってしまいましょう!
本日のお悩み
文法がなかなか覚えられません……文法知識を定着させるにはどうしたらよいですか?
(女性 40代後半 会社員 TOEIC® L&R TEST835点)
関先生からのアドバイス
丸暗記はNG!文法は理屈で理解すること。問題集の使い方も工夫してみてください
◆「文法は覚えるもの」という先入観をなくして
まず、「文法は覚えるもの」という先入観を取り払うところから始めましょう。丸暗記しても、文法知識は定着しません。文法は理屈を理解して身に付けるのが鉄則です。
ただし、自分だけで理屈を理解するのは難しい。「スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース」の僕の講義では、そうした文法の理屈を詳しく説明していますので、何度も動画を見て理解を深めてください。
なかには、「TOEIC® L&R TESTでは細かい文法は問われないから、文法の理屈まで学習しなくてもいい」といったことを主張する人もいますが、確かな英語力をつけるためには、理屈から文法を理解することは絶対必要です。
◆苦手な文法単元は “串刺し”学習が効果的
もし、「スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース」での学習に、さらにプラスアルファして文法の強化をしたい場合は、苦手な文法の単元別に解いていくのも効果的な方法です。 市販の問題集を3種類用意して“串刺し”にして学ぶ方法をご紹介します。
<3冊の問題集を“串刺し”にして学ぶ方法>
・1冊目は、文法を解説している参考書や問題集。ここで学びたい単元(時制、前置詞、接続詞といった単位で)の理屈をしっかり理解します。
・2冊目は、文法を単元別に学習できる問題集。大学受験用の問題集などがよいかもしれません。ここでは練習問題を数多く解いて、ひとつの単元の理解を深めます。
・3冊目は、TOEIC® L&R TEST用の問題集。ひとつの単元に集中して取り組み、実戦力をつけるのです。
こうやって、3種類の問題集を並行に使いながら、単元ごとに学習するのもおすすめです
いろいろな単元をいっぺんにやっても英語力は身につきにくい。紙の問題集を1冊ずつ終わらせていきたいと思う人も多いかもしれませんが、1冊を完璧に終わらせる必要はありません。文法は単元ごとに学習することがポイントです。
質問者の方はスコアが850点ということですが、おそらくご自身で課題に感じている文法の単元が見えてきているはずですので、その単元だけ集中して取り組めば効率的です。
もしスコアが低い場合は、単元を一つずつ消化していくイメージで文法を学習していきましょう。ひとつの単元を学習し始めたら、先ほど言った「串刺し」が終わるまでは次の単元に移らないように。
また、復習を繰り返すのも文法知識の定着には重要です。目安は5回。ほとんどの人はここまで復習できていないと思います。解けなかった問題や苦手な単元は何度も復習して、確実に知識として身につけましょう。