【本日のテーマ】「ご都合はいかがですか?」
今回は、予定・計画などの話をしている際に相手の都合をたずねるフレーズが登場します。さっそく、ポイントをおさらいしてみましょう。
◆日本人が間違えやすいポイント
日本人は、外国人の友人からミュージカルを観に行こうと誘われました。Does that work for you? という質問を「君はその日は仕事?」という意味だと誤解した日本人は、No, I don’t have to work on Sunday. It’s my day off. (いいえ、日曜日は仕事はないの。お休みよ)と答えしまい、会話がうまくかみ合いません。
work の代表的な意味は、名詞で「仕事、作業」、動詞で「働く、作業する」ですが、今回のフレーズの work は「都合良くいく、うまくいく、正しく機能する」という意味で使われています。
つまり、Does that work for you? で「それはあなたにとって都合良くいきますか?」→「都合はどうですか?」とたずねる表現になります。外国人男性は、このセリフの前に It starts at 1:30 on Sunday in Ginza.(銀座で日曜日の13:30開演だよ)と発言していることから、「(その時間、曜日、場所で)都合はどうですか?」と質問したのです。
Does that work for you?は、自分が提案している日時や計画が、相手にとって問題ないかをたずねるフレーズとして使われる言い回しです。
会話例を参考に使い方を確認しましょう。
<会話例1>
A: I want to have a meeting with you at 16:00. Does that work for you?
16時に君とミーティングがしたいんだ。都合はどう?
B: Yes, that works for me. / No, I can’t get back to the office until 15:30.
はい、私はそれで大丈夫です。/ いいえ、15時半まで会社に戻れません。
<会話例2>
A: Let’s go to a movie, and then go shopping? Does that work for you?
映画を見に行ってから買い物に行かない? 都合はどう?
B: Sure, that would be okay. / Well, I’d rather go shopping first.
もちろん、大丈夫だよ。/ うーん、先に買い物に行くほうがいいかな。
今回、日本人は Does that work for you? を「君はその日は仕事?」と誤解しましたが、その質問は、英語では Do you have to work on that day? のように言います。混同しないように注意しましょう。
<会話例3>
A: Do you have to work on that day?
その日は仕事なの?
B: No, I’m off.
いいえ、お休みよ。
◆知っておきたい英語表現
相手の予定をたずねるさまざまな表現を知っておくと便利ですよ。英語表現の例を確認しましょう。
What are you doing tomorrow?
明日は何をしていますか?
When’s good for you?
いつが良いですか?
When are you available next week?
来週はいつ空いていますか?
How about next Monday at 8:00?
来週月曜日の8時はどうですか?
How does Tuesday afternoon sound?
火曜日の午後はどうですか?
Would Thursday be convenient for you?
木曜日は都合がいいですか?
Are you free on Wednesday?
水曜日は暇ですか?
Do you have any plans on Friday night?
金曜日の夜に何か予定はありますか?
漫画イラスト: トーマス・オン・デマンド