【本日のテーマ】「成功を祈るよ!」
今回は、フレーズの意味を知らなかったために、相手の発言を誤解した事例です。さっそくポイントをおさらいしてみましょう。
◆日本人が間違えやすいポイント
新商品発表会でのスピーチに臨む日本人は、緊張した面持ちで舞台袖に控えています。その様子を見た外国人の同僚が Break a leg! と声をかけました。応援するどころか「脚を折れ!」と言われたと勘違いした日本人は戸惑います。
突然「脚を折れ!」と言われたら、日本人のようにショックを受けてしまうのも無理はありませんが、実はこのフレーズは「成功を祈るよ!」「がんばって!」という決まり文句。人前でのスピーチやプレゼンなどを控えた相手の成功を祈り、応援するときに使うフレーズです。
会話での使い方を確認しましょう。
A: I have to give a speech tomorrow in front of 200 people.
明日200人の前でスピーチしなければならないんだ。
B: Break a leg!
成功を祈るよ!
Break a leg! は、応援の定番表現である Good luck! に置き換えることが可能です。luckは「運、幸運」を意味があり、たとえば「(私の)幸運を祈っていてね」と言いたいときは Wish me luck! のように言います。
A: I’m going to an interview tomorrow, and it’s in English. Wish me luck!
明日面接を受けるの、しかも英語で。幸運を祈っていてね!
B: Good luck!
がんばって!
◆さらに応用TIPS!
人を励ましたり、背中を後押しするような時に使うフレーズをチェック!
・You can do it.
あなたならできるよ。
・You’ll do great.
あなたならうまくやれるよ。
・You’ll be fine.
あなたなら大丈夫だよ。
また、do/go well「うまくいく」というフレーズを使う表現もよく使われます。
・I hope your presentation goes well today.
あなたのプレゼンがうまくいくことを願っています。
・I hope you do well on your driving test.
運転免許の試験がうまくいくことを願っています。
漫画イラスト: トーマス・オン・デマンド