【本日のテーマ】「来客があります」
今回は、単語の意味をひとつしか知らなかったために、相手の発言を勘違いした事例です。さっそく、ポイントをおさらいしてみましょう。
◆日本人が間違えやすいポイント
日本人は、クライアントの外国人女性とレストランで会食中です。食事を終えてしばらくすると、外国人がI have company. とひと言。company=「会社」なので、日本人は「彼女が会社を持っている」という意味にとらえますが、ふたりの会話はすれ違ってしまいます。一体なぜでしょうか。
companyという単語には、「会社」のほかに「来客」「仲間」「交際」などさまざまな意味があります。この会話で外国人が言ったI have company. は、「会社を持っています」ではなく「来客があります」という意味で使われています。つまり、I have visitors. と同じ意味のフレーズです。
もし、来客を理由に誘いを断らないといけない場合は、I can’t go out tonight, I have company coming over.(今夜は外出できません、来客があります)のように表現します。
ちなみに、companyの前にaをつけるとI have a company. 「会社を持っています」という意味になります。aがあるかないかで意味が変わるので注意しましょう!
◆さらに応用TIPS!
companyを使ったイディオムもチェック!
・run a company「会社を経営する」
Richard runs his own company.
リチャードは自分の会社を経営しています。
・own a company「会社を所有する」
The Smith family owns a successful catering company.
スミス一家は成功したケータリング会社を所有しています。
漫画イラスト: トーマス・オン・デマンド