【本日のテーマ】「もう帰っていいですよ」
今回は、間違った英語表現で相手を困惑させてしまった事例です。さっそく、ポイントをおさらいしてみましょう。
◆日本人が間違えやすいポイント
仕事熱心な部下に帰宅を促すつもりで、日本人上司はI’m going to let you go. と言いました。でも、実はこれは「会社を辞めてもらいます」という解雇宣告のフレーズ。仕事ぶりを誉められた直後にクビを言い渡された部下は、とまどいを隠せない様子です。
◆正しい表現はコレ!
仕事を終えた部下に「もう帰っていいですよ」と伝えるときは、You can go now. と言います。会議室などに呼び出した部下に対して「もう行っていいぞ、もう戻っていいぞ」と告げる場合もこの表現が使えます。
You can go now. のほかに、You can leave for the day. も帰宅を促すフレーズです。あわせて覚えておきましょう。
ここで、You can go now. に対する返答も確認しておきましょう。
Okay, I’ll see you tomorrow.
そうですか、また明日。
Are you sure there is nothing else I can do?
本当に私ができることは他に何もありませんか?
If you’re staying, then I will too.
もし残るなら、私も残ります。
If it’s alright with you, I’ll stay and keep you company.
もしよろしければ、残ってお付き合いします。
◆さらに応用TIPS!
1日の仕事を切り上げるときによく使うフレーズ例をチェック!
Let’s finish here for today.
今日はこのへんで終わりにしよう。
Let’s call it a day.
今日はここまでにしよう。
ちなみに「解雇する」という意味を英語表現には、let goやfireがあります。
We know you’ve tried your best, but we are going to have to let you go.(最善を尽くしたことはわかっていますが、解雇せざるを得ません)やI’m sorry to say this, but you’re fired.(残念ながら、あなたはクビです)、That’s it! You’re fired!(いい加減にしろ!おまえはクビだ!)などは、解雇宣告の定番表現です。
漫画イラスト: トーマス・オン・デマンド